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やろうやろうと思っていた金への投資をようやくスタートしました。
金投資には、主に5つの投資方法があります。
現物投資、投資信託、ETF、純金積立、そして金連動のステーブルコインへの投資です。
それぞれ一長一短あるのですが、「手軽に小額から始められ、手数料が比較的安い」という点から、私はETFでの投資に決めました。
投資先の候補
金ETFと一口に言っても、たくさんの銘柄があります。
私は長期保有する目的で金に投資しますので、運用コストはできるだけ低く抑えたいと考えています。低コストETFの候補としては、「GLDM」と「314A(iシェアーズ・ゴールドETF)」の2種類があります。
GLDMは低コストが売りの米国上場ETFで、買付通貨はドル。
一方の314Aは、今年1月に新しく登場した国内上場のETFで、日本円で投資できます。
どちらもロンドンに保管してある金現物の裏付けがありますので、安心感がありますね。
経費率はGLDMが0.1%、314Aが0.22%とどちらも低コストです。
純資産残高は、GLDMが2兆3000億円と圧倒的に大きいですが、314Aも設定後半年で100億円以上の資金が集まっており、規模的には問題ありません。
最低売買代金は、GLDMが現在一株あたり66ドルほど。
一方の314Aは、一株当たり230円で最低売買単位が10株なので、2300円ほとどとなります。
購入手数料はどちらも無料ですが、売却手数料についてはGLDMは22ドルを上限に、0.495%かかります。
楽天証券の場合は貸株金利がつき、GLDMは0.02%、314Aは0.1%となります。
貸株金利を考慮した実質的な運用コストでは、GLDMが0.08%、314Aが0.12%ということになりますね。
GLDMに決定
色々考えた結果、最終的にGLDMに投資することに決めました。
理由は4つあります。
まず一つ目の理由が、ドルで買付を行うからです。
私が金ETFを買い付けるための原資は、既に保有している海外ETFのVTIから充てる予定です。
そうなると、VITを円貨決済して314Aを買うより、そのままドルで売ってドルでGLDMを買った方が効率がいいです。円からドルへ両替する際の為替手数料や為替レート変動リスクを最小限に抑えつつ、スムーズに金ETFへの乗り換えができますからね。
二つ目の理由は、圧倒的な経費率の低さです。
私は金ETFを長期保有するつもりなので、その間の運用コストは最小限に抑えたい気持ちが強くありました。
なので、やはりGLDMの0.1%という運用コストの低さは魅力的でしたね。
三つ目の理由は、「貸株が分別管理の対象外である」という点です。
貸株サービスを使うと314Aの実質運用コストは0.12%まで下がるのですが、ひとつ問題があります。
それは、貸株に出している資産が、分別管理の対象外となることです。
通常、万が一証券会社が破綻しても、顧客の資産は守られる仕組みになっていますが、貸株に出した資産はその対象外となり、返還されないリスクを負うことになります。
楽天証券が破綻するリスクは低いと思いますが、万が一ということもあります。
たかだか0.1%の利回りには見合わないリスクなので、恐らく私は貸株を利用しません。
そうなると、314Aのコストは0.22%でGLDMの2倍以上となり、完全に無視できるというほどには小さくありません。
最後の理由は、売買手数料に関するものです。
楽天証券では米国ETFの売却に0.495%の手数料が発生する点は明確なデメリットです。
しかし、売買頻度は多くても年に1回か2回程度、あるいは数年に一度、ポートフォリオのリバランスを行う際に売却する程度だと考えています。
短期間で必ず発生する買付手数料が無料であることは必須条件ですが、短期間で発生する可能性がかなり低い売却手数料が無料であることは必須ではありません。
そうなるとトータルで見た手数料負担は、経費率の低さや為替リスク回避のメリットに比べれば、はるかに小さいと判断しました。
買付方法
具体的な買い方としては、毎週金曜日の定期積立を選びました。
金価格は値動きが意外と激しく、現在は歴史的な高値圏です。
このような状況で、もし手持ちの資金を一度に全て投入してしまうと、万が一、その後金価格が大きく下落した場合、高値掴みになってしまうかもしれません。
というか、現状で一気に大金を投じる勇気がありません。
なので、毎週金曜日に定期的に買っていくことでドルコスト平均法による購入価格を平準化を狙っていきます。
インデックス投資と同じく、タイミングを計らないので感情に左右されず、淡々と継続していけますからね。
ちなみに、「金」だから金曜日に買い付けるだけで、特に理由はありませんw
早速今日から買付となりますので、投資方針で決めた最適なアセットアロケーションになるまで、気長に取り組んでいこうと思います。
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