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今年春先の米国株の暴落(調整)を受けて、FIRE生活を安心して送れるように、アセットアロケーションの必要性を痛感しました。
それを踏まえ、今後の投資方針をバージョンアップさせることに。
私は遅くても2026年末までにFIREする予定ですので、それまでにポートフォリオをより最適な形にしようと思っています。
老後まではまだ時間的余裕があり、投資期間は少なくとも20年は取れるでしょう。
投資期間が十分あるので、基本的にはこれまで通りそれなりに高いリターンを狙っていきますが、FIRE後に定期収入がなくなることを踏まえ、ある程度守りも固め、安心して保有し続けられるポートフォリオを目指します。
そして色々と調べていく中で、コア・サテライト戦略とバケツ戦略が参考にできそうだなと思いました。
コア・サテライト戦略
コア・サテライト戦略とは、保有する資産をコア(核)とサテライト(衛星)に分けて運用するという考え方です。
一般的に、コア部分ではリスクを抑えた資産運用を意識し、サテライト部分ではより高いリターンを求めて積極的に運用します。
コアは「守り」、サテライトは「攻め」の資産運用となります。
コア部分は10年以上の長期目線で資産の成長を狙い、リスクを抑えるために株や債券などに分散投資をします。
サテライト部分は逆にリスクを取りに行くハイリターン狙いで、コモディティや暗号資産、新興国株に投資する形ですね。
サテライト部分は逆にリスクを取りに行くハイリターン狙いで、コモディティや暗号資産、新興国株に投資する形ですね。
目安としては、コアが70%以上、サテライトは30%以下の配分が推奨されています。
バケツ戦略
それぞれのバケツの役割は、それぞれ次のようになっています。
- 短期バケツ:生活防衛資金を現金で保有する
- 中期バケツ:数年分の生活費相当を債券などの低リスク資産で保有する
- 長期バケツ:残りの資産を株式などで保有する
では、どのように各バケツを運用するのでしょうか。
運用方法
まず、生活費は短期バケツから出します。
短期バケツが減ったら、定期的に中期バケツから資金を移動します。
短期バケツは生活に必要なお金をプールするので、常に満タン状態にしておきます。
中期バケツの容量は次第に減少しますが、長期バケツからの補充は常に行うわけではありません。市場が好調で株価が値上がりしているときは、長期バケツの資産を売却して中期バケツをいっぱいにします。
逆に不況で株価が値下がりしているなら、次の好況が来るまで補充は待ちます。
過去のデータでは、米国株が下落しても大抵は7年あれば回復してきましたが、もし、中期バケツの中身が1年分の生活費を下回った場合は、強制的に長期バケツの資産を取り崩して補充します。
「不安で取り崩せない」への対処法
長期投資用の資産を取り崩さなくて済むように、生活資金用の現金を取り分けておくというのが、バケツ戦略の基本的な考え方であり、大きなメリットです。
4%ルールなどの資産取り崩しで生活する際の最大のリスクは、株価が暴落していても取崩しを強いられることです。
S&P500の最大ドローダウンはリーマンショック時にー55%、NASDAQ100ではITバブル崩壊時にー83%になりました。資産形成期なら生活費は給与から賄えるので、保有株には手を付けずに長期保有し続ければいいのですが、取崩し期はそうはいきません。
株式の低迷期間が何年も続くと「本当に回復するのだろうか?」と不安でたまらなくなるような気がしています。
自由な人生を送りたくてFIREするのに、お金の不安でずっと落ち込んでしまっては本末転倒でしょう。
しかしバケツ戦略なら、少なくとも数年分は運用資産を取り崩さずに済むため、この不安がかなり軽減されるはずです。
逆にいえば、数年分生活できるだけの現金を余分に確保する必要がある点がデメリットです。
投資方針の骨子
そこで、私は今後の投資戦略として、このバケツ戦略とコア・サテライト戦略を組み合わせたハイブリッド戦略を考えています。
長期バケツでは、引き続きインデックスファンドを中心にしてリターンを追求するものの、
株式とは相関の低い資産クラスも追加して、守りも固めていきたいと考えています。
それぞれでどのようなアセットを保有するかは、また別の機会に記事にしようと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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