FIRA60vsFIRE①-FIREはろくでもない?

2025/08/05

FIRE

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さて、前回は『60歳までに「お金の自由」を手に入れる』という書籍で提唱されているFIRA60について紹介しました。
無理なく資産形成し、リタイア後の経済的安定を高めてけるFIRA60そのものは、まぁ一つの選択肢としてはアリかなと思います。

ところで、著者の榊原氏はFIREに対してはかなり否定的なスタンスです。
理由の一つが、「若いうちのリタイアはろくなもんじゃない」というものです。

若いうちは仕事で社会に貢献しろ

これは、「若いうちは、仕事を通して社会に貢献することが必要だから」という理由からだそうです。なんだか、分かるような分からないような理由です。
社会貢献という意味では、投資行動やそれに伴う納税も立派な社会貢献だと思うのですが、手段を仕事に限定する必要ありますかね?
私が思うに、若いうちに得られる自由にこそ価値があります。

60歳からではできないこともある

現実問題として、60歳から実行するのはキツイこともあります。
例えば、南米やアフリカといった遠隔地への旅行、登山やスキューバダイビング等のスポーツ等々…
これらは、やはり体力的なことを考えると、体力のある若いうちでないと、楽しむのが難しいかもしれません。

厚生労働省の発表によれば、日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超えていますが、健康寿命は男性が約72歳、女性が約75歳と言われています。
特に男性の場合、60歳でリタイアしてから健康でアクティブに自由に動ける期間は、平均でたった12年程度しかありません。
あくまで平均なので、当然これよりずっと早く体の自由が利かなくなってしまうかもしれません。

そう考えると、健康で活動的な時間を最大限に活用するためには、あえて60歳まで待つ必要はないと思います。

介護が発生するリスク

また60歳前後というと、場合によっては親の介護が発生する可能性があります。
もし介護と重なってしまったら、それこそ自分の時間が著しく制限され、身動きが取れなくなってしまうかもしれません。
自分のやりたいことをやる時間も体力も気力も失ってしまう可能性も出てきます。

人生の時間は有限で、健康でエネルギッシュに動ける時間はもっと限られています。
若いうちに早期リタイアすることで、貴重な時間を自分の本当にやりたいこと、情熱を注ぎたいことに使うことができる点がFIREの最大の魅力です。
「ろくなもんじゃない」どころか「人生を豊かにする最高の選択肢」になり得ると私は考えています。

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仕事が嫌いすぎてFIREしたい30代会社員です。米国株インデックスファンドを中心に資産運用中。意識低い系会社員の生存戦略としてのFIREをテーマに、投資情報や経験等を発信します。

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