ブルーカラーのメリット・デメリット

2025/08/16

その他

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前回はホワイトカラーのメリ・デメを取り上げましたが、今回はブルーカラー版です。

ブルーカラーのメリット

まずはメリットから。

時間の経過で仕事が終わる

個人的に一番良かった点です。
シフト制の仕事だったので、退勤時間が来て、交代者に引き継いだらスパッと仕事が終わります。残業するのが当たり前だった事務職とは違い、よほどのイレギュラーがない限り、残業がありませんでした。
ただ決められた勤務時間まで我慢すればいいだけです。
勿論、退勤したら仕事のことは一切考えなくていい。
会社の携帯やPCを持つこともないので、プライベートな時間に仕事の連絡が来ることもないです。
この完全に仕事から解放される感覚は、ホワイトカラーの仕事では味わえないものでした。
(もっとも、警察や看護師といった緊急呼び出しがあり得る職種はまた違うでしょうけど。)

仕事内容が楽

基本的にルーチンワークたったので、事務職と比較すれば楽でした。
例えば駅員であれば、アナウンス、改札業務、ホーム監視、清掃など、毎日同じことの繰り返し。
一度仕事を覚えてしまえば、新しいことを積極的に学ぶ必要も、頭をフル回転させる必要もほとんどありませんでした。
これは変化を好まない私のような人間にとっては、非常に心地よかったですね。
決められたことを、決められた手順で、淡々とこなせばいい。
それだけで給料がもらえるのだから、こんな楽な仕事はないと思っていました。

個人目標に縛られない

一応、形式的に目標は立てるのですが、個人のパフォーマンスに紐づくような目標ではありません。「業務を適切に遂行する」とか「安全を確保する」といった、現状維持でOKなものばかり。普通に仕事をしていれば達成できます。
誰かと競争する必要もないし、毎年上を目指して成長を求められるわけでもない。
この精神的なプレッシャーのなさは、ストレスの軽減に繋がっていたと思います。

変化がない安定感

「明日も来月も来年も、たぶん今日と同じ仕事をしているだろうな」という安定感があり、これはそのまま将来への安心感に繋がっていました。
これは、変化の激しいホワイトカラーではあまり感じたことがない感覚でした。
自分の仕事内容や職場環境が劇的に変化するかもしれない、という不安があまりなかったんですよね。
まぁ大局的に見れば、ブルーカラーの仕事も技術革新等の影響を受けないわけないのですが、現場ではなんとなくそうした雰囲気がなく、よく言えばとても平和でした。

悪く言えば刺激がない脳死状態の職場とも言えますが、仕事に刺激や変化を全く求めていない私としては、この平和な雰囲気が心地よかったですね。

自分の手で仕事している感

バイク用品店では商品を並べたり、レジを打ったり。
鉄道会社ではお客様を案内したり、切符を売ったり。
実際に自分が手を動かし、人なりモノなりから何らかのリアクションが返ってくる、という手応えがありました。

事務仕事では、自分が作った企画書が本当に役に立っているのか、自分の仕事が会社の業績にどう影響しているのか、イマイチ実感が湧かないことも多かったので、この点は現場仕事の良いところだと感じました。

ブルーカラーのデメリット

続いて、デメリットです。

肉体的な疲労が大きい

特に駅員の仕事は、一日中立ちっぱなしでした。
さらに線路内の点検や、酔っ払いのお客様の介助など、肉体的な負担が大きい業務も多々ありました。
夏はホームの熱気で汗だくになり、冬は寒風にさらされる。
このような肉体的な疲労は休めばある程度は回復しますが、やはり勤務が終わる度にくたくたになってしまうので、毎日続けるのはしんどかったです。

リモートワークが不可能

これは当然ですが、現場にいないと仕事にならないので、リモートワークができません。
コロナ禍で多くの人がリモートワークに切り替える中、現場職の私たちは出勤せざるを得ませんでした。
通勤電車に揺られ、密になる職場に毎日通うのは、正直大きなストレスでした。

休みが希望通り取れない

現場はシフト制なので、土日や祝日は基本的に出勤でした。
有給休暇などの希望は出せるのですが、他の人と希望が被ると争奪戦になります。
時には先輩に頼まれて、泣く泣く休暇予定を変更せざるを得なかったことも。
長期連休なんて、まず自分の希望通りに休むことはできませんでしたね。
家族や友人との予定も立てづらかったり、旅行に行きたくても日程が合わなかったり、プライベートな部分で何かと不便を感じることは多かったです。

給料が低く、昇給が遅い

会社次第の要素も大きいですが、同じ会社でも現場職と事務職は給与テーブルや昇給スピードが異なっていて、明確な線引きがされているケースが多いのではないでしょうか。
私の場合、鉄道会社に入社後の数年は昇給も微々たるもので、なかなか給与が増えていきませんでした。
まぁ毎年仕事内容が変わらないので、当然といえば当然かもしれませんが。

他業界への転職がしづらい

現場職で身につくスキルは、その業界や会社に特化したものが多く、他業界で活かすのが難しい場合があります。
例えば、鉄道会社の駅員が持つ知識やスキルは、別の業界ではあまり活用できません。
もちろん、接客スキルやコミュニケーション能力は活かせますが、それだけで他業界に転職するのは難しいのが現実です。
もし将来「違う仕事がしたい」と思っても、選択肢が限られてしまうという可能性があります。

ただ、ブルーカラーであっても、設備管理や電気工事といった資格持ちだったり、手に職系の職種であれば、例えば総務部門等で活用できるケースがあるので、この限りではないでしょう。


ということで、前回と今回に渡ってホワイトカラーとブルーカラーのメリ・デメを書いてみました。
端的にいえば、ホワイトカラーは精神的にしんどいけど給与が高い、ブルーカラーは精神的には楽だけど給与が安い、というのが私自身の経験にもとづいた感想です。
もちろんこれは、非常に限られた一個人の経験談に過ぎないので、異論は認めるとしてください笑


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