私のこれまで2回転職していて、ざっくりとした職歴は以下の通りです。
- 学生バイトで、バイク用品店でのレジ打ちや接客、品出し
- 非営利団体に就職し、市場調査や事業企画といった企画担当
- 鉄道会社に転職し、駅員や車掌の現場勤務後、内勤に異動して経理を担当
- 金融機関に転職し、経理や社内SEを担当した後、CS部門で顧客対応を担当
我ながらだいぶ取っ散らかった経歴ですね。何ができる人なのかよくわかりません笑
何はともあれ、私はホワイトカラーとブルーカラーの両方を経験したわけですので、それぞれの良い点、悪い点がある程度は分かります。そこで、両者を比較してその特徴を書いていきたいと思います。
ただ、あくまで私の個人的な経験と感想に基づくもので、当然すべての業界や会社に当てはまるわけではありません。まぁエンタメ感覚で見て頂けると嬉しいです。
ホワイトカラーのメリット
まずはメリットから列挙していきます。職場環境が快適
現場仕事を経験した身からすると、エアコンが効いた清潔なオフィスで座って仕事ができるというのは、シンプルにありがたかったです。
現場では、夏は汗だく、冬は手がかじかむことも珍しくありませんでしたから、これだけでも天国のように感じられました。
さらに、私のオフィスには大体コーヒーマシンやお菓子コーナーが設置されていて、自由に飲み食いながら仕事ができました。
こうした就業時間中に息抜きが自由にできる点は良かったですね。
リモートワークができる
いくらオフィスが快適とはいっても、やっぱり出勤は面倒です。
その点、事務職だとリモートワークが可能なケースが多いのもメリットです。
特にコロナ禍以降はリモートワークが当たり前となりました。(出社回帰の動きも盛んなようですが。。)
通勤時間という人生で最も無駄な時間を丸ごと削減できるだけでも、仕事のストレスはかなり減ります。FIRE後もし働くとしても、絶対フルリモートの仕事がいいですね。
給与水準が比較的高い
一般的に、ホワイトカラーはブルーカラーに比べて給与水準が高い傾向にあります。
これは、FIREを目指す上でも重要な要素ですね。
なにしろ入金力が高ければ、それだけ早く資産形成が進みます。
また専門的なスキルを身につけることで、さらに給与アップを目指せる可能性も高いです。
転職市場でも、汎用性の高いスキルは高く評価されるため、キャリアの選択肢も広がります。
自分の裁量で仕事を進められる
例えば、手作業でやっていた業務をVBAを使って自動化したり、RPAを導入して効率化したりと、自分で仕事のやり方を工夫して業務時間を短縮できる余地が結構多かったです。
時間を短縮できればちょっとサボったりできるし、自分のペースで仕事を進められる自由度がありました。
現場職では、仕事には決められた手順があって、それを守ることが絶対条件だったので、自分で勝手にやり方を変更したり工夫したりする余地はあまりありませんでしたね。
他業界への転職が比較的しやすい
事務職で身につくスキルは、汎用性が高いものが多いです。
例えば、会計の知識やITスキルなどは、業界を問わず持ち運べるポータブルスキルです。
企画やリサーチも大抵の企業には必要な仕事なので、経験を活かせるシーンは多かったです。
つまり、一つの会社や業界に縛られることなく、自分のキャリアを柔軟に築いていける可能性が高いのです。
これは、将来「やっぱり別の仕事をしてみたい」と思ったときに、非常に大きな強みになります。
ホワイトカラーのデメリット
続いて、デメリットです。
人に仕事がつく
これが一番嫌でしたね。
終業時間になっても仕事が終わらない。
〇〇担当という形で人に仕事がつくことが多いので、自分が何とかしないとその仕事は一生終わりません。誰かが代わりにやってくれるということはないのです。
特に私は、会社の携帯を持たされていたので、退勤後や休日でも、上司や取引先から電話やメールが来ることも珍しくありませんでした。
仕事とプライベートの境目が曖昧になって常に仕事のことを考えている状態が続き、精神的に追い詰められました。
不毛な調整や根回しが多い
私のいた職場では、何か新しい企画を提案する際、事前に関係部署に説明に行って意見を聞き、反対意見を調整し、賛同を得て…という「根回し」が必須でした。
この調整業務が仕事の本質とは関係ない部分で神経をすり減らすことになり、精神的に非常に疲弊したものです。
正論だけ言っても、相手が納得してくれなければ意味がない。
ロジックは当然として、相手の感情や立場を考慮したコミュニケーション能力が求められる。
これは、コミュ力の低い私にとっては、かなりのストレスでしたね。
ひどい時には会議前に直の上司に根回しが必要だったりして、一体何のための会議なんだろうと思ったものです。
常に新しい知識やスキルが必要
「業務改善」「生産性向上」「DX推進」といったスローガンのもと、常に成長を求められます。
一応、能力開発という点ではメリットもありましたが、それよりも常に新しいことを学び続けなければならないプレッシャーのほうが大きかったですね。
例えば、社内SEとしてネットワーク管理をしていたのに、いきなり開発業務を任されるなんてこともありました。
変化が激しいので、一つのことだけ淡々とやっていたいという人には向いていないかもしれません。
プライベートでの自己研鑽が必須
常に新しいことを求められるので、必然的に業務時間外での勉強が不可欠でした。
「日本の社会人は全く勉強しない」と言われますが、少なくとも私のいた環境ではそんな人は少数派でした。プライベートの勉強時間も業務の一部だと考えると、時給換算した収入って相当安いと思います。
私生活まで仕事に侵食される感覚があってどうにも気が休まらず、まさに仕事のために生きているような感覚でした。
個人目標というプレッシャー
世のホワイトカラーは、「今期の売上を〇%アップさせる」とか「業務効率を〇%改善する」といった形で数値を伴った目標を毎年設定させられ、その達成度合いをチェックされます。
これが、私のような意識低い系には大きなプレッシャーでした。
会社や上司から無理やり押し付けられた目標に対して、達成意欲なんて起きるはずがないですから。
「なんでできないのか」「どうするつもりなのか」と詰められる度に、「俺が好きで立てた目標じゃねーよ」と心底うんざりしていました。
頑張って達成しても、別の給与が上がるわけでもなく、翌年はさらに高い目標を設定されるだけなので、モチベーションもだだ下がりです。
以上、私が感じたホワイトカラーのメリ・デメでした。
次回は、ブルーカラーについても考えてみたいと思います。

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