サイドFIREを考える②-「ゆるい仕事」という甘言

2025/07/06

FIRE

t f B! P L

前回の記事では、サイドFIREで勧められることの多い「好きな仕事」は難しいのでは、ということを書きました。 

それでは、「ゆるい仕事」はどうでしょう?
これもまた、サイドFIREの理想論でよく語られる言葉ですよね。

責任が軽く、仕事が簡単で、マイペースでできて、忙しくない…
そんな都合のいい仕事、本当に存在するのでしょうか?

ゆるい仕事なんかない

結論からいうと、私はそんな「都合のいいゆるい仕事」は、ほとんど存在しないと考えています。

もしあったとしても、そんな魅力的な求人は、まず人が辞めません。
自分がもしそんな仕事に就いていたら、必死でその椅子にかじりついて手放しませんw
人が辞めないから、募集もほとんど出ない。
まさに幻の求人と化しているのではないでしょうか。

日本の労働市場の現実を考えてみましょう。
特に、パートやアルバイトといった非正規雇用であっても、高い質の仕事や責任を求められるのが現状です。

例えば、接客業の最前線では、クレーム対応や顧客満足度の追求が求められます。
現場仕事であれば、肉体的な負担や危険を伴うこともあります。
たとえリモートワークや事務仕事でも、正社員の監視下に置かれ、煩雑なルーティンワークや急な業務変更に対応しなければなりません。

果たして、これらの仕事の中に、「ゆるくて楽な職場」なんて本当にあるでしょうか?
遊ぶにはいいけど働くには最悪の国、それが我らがJAPANです。

非正規ほどしんどい

また、身内である正規職員とは違い、アルバイトやパート、派遣職員は部外者ですので、経営者からすれば人的資源(資産)ではなく、文房具やコピー用紙等と同じ「消耗品」です。
潰れたら代わりを補充すればいいので、正規職員が嫌がるきつい仕事をやらせて、安くこき使うインセンティブが働きます

もし、「生活費を稼ぐために仕方なく」といった形で、こうした「ゆるくない仕事」に就かざるを得ないとしたら、どうなるでしょう?

結局は、会社員時代と同じか、あるいはそれ以上のストレスを抱えて、「たいして好きでもない仕事」を続けなければならないのではないでしょうか?

それどころか、正社員時代に比べて給料は大幅に下がり、社会的な信用も低下する中で、下手をしたら「本業の仕事を続けていた方がマシだった」ということになりかねません。

これでは、せっかくFIREした意味がありませんよね。

しかも、FIREが現実的になる30代半ばから40代、あるいはそれ以上の年齢で、全く新しい職場で「新人」としてパートやアルバイトに入る、というのは、精神的にも肉体的にも非常に厳しいのではないでしょうか。

新しいことを覚えたり、時には自分より若い先輩や上司の怒鳴られながらこき使われることになります。

いくら正社員よりは責任が軽いといっても、人間関係のストレスや業務への義務感から解放されることは難しいでしょう。

少なくとも私は、こういう働き方は嫌です。


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仕事が嫌いすぎてFIREしたい30代会社員です。米国株インデックスファンドを中心に資産運用中。意識低い系会社員の生存戦略としてのFIREをテーマに、投資情報や経験等を発信します。

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