上記の続きです。
4つ目の感想は、「金額の変動がめちゃくちゃ激しい!」ということです。
経済学者のピケティが提唱した「r>g」(労働所得よりも、金融資産が金融所得を生み出すスピードの方が速い)ということを実感しています。
特に、金融資産が3000万円を超えたあたりから、資産増加のスピードが体感として加速しました。
まさに複利の力を感じましたね。
しかしその一方で、資産の変動額もとんでもなく大きくなっていきます。
同じ変動幅でも原資が100万円と1億円では100倍違うので、当たり前ですね。
1日で株価が5%以上変動することなんてざらにありますが、そうなると1日で500万円以上動くことになります。
1日で自分の会社員としての年収と同じか、それ以上の金額が動いてしまうわけですね。
これは、本業でコツコツと働いて得ている年収と比較すると、ものすごいギャップを感じる瞬間です。
私自身の人的資本は、あくまで年収数百万円レベルの会社員ですが、1億円の金融資本は金融所得を稼いでくれる「相棒」のような存在です。
ただしこの相棒、めちゃくちゃ気性が荒く自分より圧倒的に強い。例えるなら、『ONE PIECE』のゾロや、『BLEACH』の更木剣八、『ヒロアカ』の爆豪みたいなイメージですかね。
すごく有能で頼りになるけれど、決してこちらの思い通りにはコントロールできない感じ。
同時に、本業のモチベーションが激下がりします。
1日8時間以上週5日間、ストレスマックスで働いて、月の手取りがせいぜい数十万円ですからね。
投資が上手くいっていれば働くのが馬鹿馬鹿しくなるし、損失が出ていれば給料程度では焼け石に水状態で、タダ働きしているような気分になります。
どちらにしても、仕事がアホらしくなりますね。
今年3月、4月のトランプ関税ショックでは、毎日数百万単位でお金が減っていきました。
頭では必ず株価は復活するだろうと思って動画を出したりもしていましたが、実際は内心穏やかじゃありませんでしたね。
激しい変動を余裕で受け入れるレベルに自分はまだ至っていないんだな、と思い知りました。
「気性の荒い相棒」とどう付き合っていくかが、FIRE達成後の課題になってくるな、と感じています。

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