米国株以外の投資先を検討しており、前回は全世界株式と債券を取り上げました。
今回は、今年大躍進している金を検討します。
金は、株式との相関関係が低く、分散投資先として有効です。
その希少性と不変性により、古代から価値の保存手段として重宝されてきました。
金自体は付加価値や配当を生みださないため、長期投資による複利効果が働かず、値上がり益を取りに行く投資対象となります。
一方で、株価暴落、インフレ、通貨不安などへのリスクヘッジとして優秀です。
特に株が暴落するような局面で、資金の逃避先として人気が高まりますね。
私はこれまであまり金には関心がなかったのですが、資産防衛手段としてポートフォリオに組み込むことを考えています。
GLDM
金への投資手段としては、金地金や金貨などの金現物、純金積立、投資信託、ETFといった方法があります。私の場合は手軽さや手数料を考慮して、金先物の値動きに連動する海外ETFへの投資を考えています。
具体的には、GLDMです。
金現物の裏付けがあり、経費率が0.1%で低コストである点が選定理由です。
金は現在、歴史的高値水準でちょっと手が出しづらいので、積立でコツコツ買い付けていく予定です。
Tracers NASDAQ100ゴールドプラス
金に関連して気になっている商品がもう一つあります。それが、Tracers NASDAQ100ゴールドプラス、通称ゴルナスです。
このファンドは、レバレッジを利用することで、100の資金でNASDAQ100と金先物にそれぞれ100ずつ、合計200の投資ができる点が特徴です。
経費率は約0.22%、隠れコストを加味しても0.4%程度と想定され、レバレッジファンドとしてはコストが抑えられています。
金先物を加えているため、株の暴落時にクッションとなって値崩れを抑えることが期待できます。
また100の資金で200の投資効果を得られる点から投資効率が良く、NASDAQ100と金が長期的に上昇していくと考える場合には、高いリターンが期待できます。
一方で、金と株式が一緒になって下落してしまった場合は、通常のNASDAQ100よりも大きく値下がりしてしまうことが想定されるので、決して低リスクなファンドではありません。
それで私の場合ですが、将来的には、テクノロジーが進化し続けることでNASDAQ100指数は上昇していき、インフレと通貨安の進行から金の価値も相対的に上昇していくと考えていますので、将来のハイリターン狙いでゴルナスに投資することにしました。
既にサテライト枠として、運用資産の5%程度を投資しています。
一応、レバレッジ商品のためリスクがそれなりに高いことと、設定日から日が浅く実績がまだないため、追加投資はせずにしばらく運用して様子を見ようと思います。
次回は、仮想通貨について検討したいと思います。

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