ただ労働を続けているだけでは、インフレに勝てず、国からは搾取され、AI技術等による失職や業務負荷の増大が懸念されます。
要するに「ただの労働」はどんどんコスパの悪い行動になっていき、投資をする人としない人の差が大きな格差をもたらします。
そして、特に株式の長期投資は「早・長・多」、すなわち「できるだけ早い時期から、できるだけ長い期間、できるだけ多くの資金」で行うことが重要です。
これら3つの要素が有利であるほど、「複利の力」が働くからですね。
具体的にシミュレーションしてみましょう。
例えば、大人気のオルカンに若いうちから投資し続けたらどうなるでしょうか。
計算してみました。
ケース①20歳から毎月3万円を積立投資
- 投資期間:20年(20歳から40歳まで)
- 投資額:毎月3万円を積立(総額720万円)
- 利回り:7%
(オルカンのベンチマークであるMSCI ACWIの過去37年の平均リターンは8.41%ですが、少し保守的に7%とします。) - リスク:15%
結果はこちらのグラフの通りとなりました。
このシミュレーションでは、5,000通りの検証を行うモンテカルロ法を採用し、運用成績をそれぞれ上位5%、上位30%、下位5%、下位30%の予想額として算出しています。
その結果、40歳時点の予想資産額は約1522万円となりました。上位5%の成績では、2845万円という結果になっています。
さらに、未成年口座を活用したケースも見てみました。
ケース②0歳から40年間、毎月3万円を積立投資
- 投資期間:40年(0歳から40歳まで)
- 投資額:毎月3万円を積立(総額1,440万円)
- 利回り:7%
- リスク:15%
ケース1の投資期間を2倍にしただけですが、結果、40歳時点の予想資産額は約7,414万円となりました。また上位5%では、1.8億円近い資産額となりました。
ケース③0歳で720万円を一括投資し40年間放置
最後に、ケース①の投資元本と同じ720万円を一括投資し、追加投資はしなかったケースについても見てみましょう。
- 投資期間:40年(0歳から40歳まで)
- 投資額:720万円
- 利回り:7%
- リスク:15%
40歳時点での予想資産額は、なんと約1億781万円となりました。
さらに上位5%の成績では、資産額は驚異の3億円超えです。
投資元本720万円が億超えに成長するというのは、まとまった資金をなるべく早く、長く市場に投下することがいかに重要かを示していますね。
これはちょっと極端な条件設定でしたが、要は早いうちから市場に長くお金を置いておくことが圧倒的な資産形成につながるということです。
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